数百種類以上あると言われる日本のお米の中で、最も人気があり日本国内での生産量の1/3を占めているのがコシヒカリです。
コシヒカリは日本全国で栽培されていますが、栽培される地域によって味や食感が異なるというデリケートな一面を持っています。
そのコシヒカリの日本一の産地が新潟県。
新潟県は日本海に面した自然豊かな豪雪地帯です。
日本一長い信濃川をはじめ、たくさんの川の流れが多くのミネラルをを含んだ水を運んでくるため、海沿いには東京都とほぼ同じ面積の豊かな平野が広がり、この広大な土地を中心に美味しいお米が作られています。
たくさんの川が上流から運んでくる土には米作りに必要な養分が豊富に含まれており、これらの養分が新潟のお米の旨みの元となっています。
また、新潟の季候も米作りに最適な気候と言われています。 稲の育つ夏は晴天日が多く日照時間も長い他、夜間の気温は低いため昼夜の温度差がはっきりしていて、お米には最適な環境なのです。
魚沼産コシヒカリの収穫量は日本のお米全体の約1%程度と大変希少性の高いもので、その美味しさから日本で最も人気のあるブランドとなっています。
新潟県の南部に位置する魚沼地方は山々に囲まれ清流の流れる自然豊かな日本でも有数の豪雪地帯です。このため冬の間は大変厳しい環境に見舞われます。
しかし春になると、大量に降り積もった雪は、溶存酸素が高く汚染の少ない清らかな雪解け水となり、安定した水量で田んぼを潤してくれます。この雪解け水から供給される天然のミネラルが魚沼産コシヒカリの美味しさのもととなります。
また、お米の美味しさを損なう原因の一つであるタンパク質が少ないことも魚沼産コシヒカリの美味しさの理由です。
魚沼地方の土壌は、魚沼川・破間川・信濃川の河岸段丘や扇状地に広がる沖積土壌のため、タンパク質が増加する原因となる窒素の少ない土壌となっています。そのため、出来上がったお米は低タンパクでふっくらとした艶のあるお米となります。
さらに魚沼の地形は盆地になっているため1日の昼夜気温差が大きいため、澱粉の蓄積条件がよく大粒の良質米を育てることが可能です。
そんな恵まれた環境と生産者の「日本一のお米を作る!」という誇りが日本No.1ブランドの地位を不動のものにしています。